お薬と肝臓

更新日:2018.04.27

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

今回は、お薬についてお伝えします。
といっても、私はお薬の専門家ではありませんので、お薬そのものよりも、お薬を飲むことの簡単な注意事項をお伝えします。

病院で処方されている薬、あるいは市販のお薬を1日に5種類以上飲まれている方は、肝臓に負担がかかっている可能性が高いです。
この5種類というのは私の経験上で、科学的な根拠は特にありません。
代謝の能力が低ければ3種類でも肝臓に負担がかかるでしょうし、逆に代謝能力があれば、8種類でも負担がかからないかもしれません。

肝臓は、お酒のアルコールを分解する機能で有名ですが、実は、口から取り入れたもの全てを無毒化しています。
これはお薬も同じです。
お薬の飲み合わせだけではなく、量そのものも肝臓にとって負担がかかります。

肝臓は無毒化だけではなく、グリコーゲンというエネルギーの元になるものの貯蔵も行います。
そのため、肝臓が疲れるとグリコーゲンを貯蔵しにくく、エネルギー不足にもなりやすくなります。
エネルギーがなくなれば、症状を治す自律神経が働けなくなってしまいます。

しかし、医師に処方されている薬を、自己判断でやめることは危険ですのでおやめください。
お薬によってはやめることで、副作用が出てくるものもありますので、専門家の判断が必要になります。医師や薬剤師にきちんと相談しましょう。

お薬を勝手にやめることはできないので、その他のことで肝臓に負担がかからないよう注意が必要です。
アルコールはもちろん控えめにして下さい。

また、アルコールだけではなく、食べ過ぎも注意が必要です。
先ほどお伝えした通り、口から取り入れたもの全てが、肝臓の機能で無毒化されます。
そのため、食べ過ぎると胃腸だけでなく、肝臓もたくさん働かなければならなくなり、内臓全体が疲れてしまうのです。

サプリメントは、薬のように化学物質ではありませんので、負担は少ないですが、各種サプリメントによっては肝臓に負担がかかるものもありますので、各自お調べ下さい。

また、大きく呼吸をすると、横隔膜が肝臓を下に押し下げます。
約3センチから5センチほど押し下げますので、これがマッサージ効果になります。
そのため、大きな呼吸を1日4~5回するといいでしょう。

過去のブログ呼吸の癖と自律神経でお伝えしましたが、呼吸でとりいれた酸素も、エネルギーの元になります。

そのため、たくさんの酸素を吸うと、エネルギーが増えて肝臓も動きやすくなりますので意識して呼吸を大きくしてみてください。


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