ホーム > 今昔物語 角道征史 VOL.6
さてさて、インターン実習といっても、現場に足を踏み入れるわけですから、しっかりとした施術を行っている整体院でないとお話になりません。
リラクゼーションや、なんちゃって整体的なものでは困るわけで。
10か所ほどの候補のなかから最も真剣に取り組み、最も考えられた、意味のある施術を行っている整体院にいくことになりました。
そこの院長は、かなり深いところまで考えて施術を行っている、いわば昔ながらの職人的整体師でした。
教育方法も「自分で考えろ」というもので、本やネットで調べたりは禁止。
持てる知識のなかで今自分に何が出来るかを考えて実践すべしというものでした。
そんな院長に言われた言葉。
院長「血を吐いたら休んでいいよ。」
私 「……」
典型的な昔の体育会系のノリ以上のものがあり、「施術ができるようになりたい!」と意気込んで入ってくる人ほど、すぐに辞めてしまうという負の連鎖が…
1、2ヶ月はざら、ほとんどの人が1年はもちませんでした。
半年のインターンののち、そこに勤めることになりましたが、ほんの小さなことでもすぐに怒られるので、院内の雰囲気はピリピリ。
他のスタッフが怒られていても自分が怒られているかのような錯覚に陥ります。
2011年の震災では、津波の被害など悲惨な状況を連日テレビで放映していましたが、そのニュースを見ているだけでパニックになったり、めまいを起こしたり、体調を崩すひとが続出していました。
これらのことは、自律神経には他人が受けたことと自分が受けたことの区別が出来ないところに原因があります。
他人のことなのに自分のこととしてストレスを感じてしまうんですね。
君子危うきに近寄らず。嫌な気分になることはできるかぎり避けましょう。
さてそんな環境下でストレス耐性や実務スキルは高くなったものの、思うように施術のスキルアップができず、紆余曲折のすえ、6年間勤めたこの整体院に別れを告げました。
そして新たなるステップアップを求めて「健療施術院」の門をたたくことになります。
「健療施術院」までの軌跡、これが私の今昔物語。
~完~
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