呼吸の癖と自律神経

更新日:2018.01.26

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

もうすぐ年を越して1か月が経とうとしておりますが、いかがお過ごしでしょう。
1年はあっという間、今年も1か月が過ぎますね。

今日のテーマは、「呼吸の癖と自律神経」です。
最近メール相談や臨床の現場で、あるいはセミナー等で呼吸のことをよく話す機会があり、重要なことなので、ブログでもお伝えしようと思います。

まず、呼吸はどうやって行っているかというと、筋肉で行っております。
メインの筋肉は横隔膜と言い、胃のすぐ上にあるドーム状の筋肉です。
焼肉で言うとハラミです。笑

他にも肋間筋(ろっかんきん)など、様々な筋肉が呼吸に関わっています。
これらの呼吸に関わっている筋肉を、呼吸筋といいます。

実は、筋肉の動きには癖があります。
1つの筋肉はエノキのような感じで、何本もの繊維で出来ています。
同じ筋肉でも、人によって真ん中の繊維をよく使う人がいたり、端っこの繊維をよく使う人がいたりと その人の癖があります。

また、筋肉の繊維の緊張度も人によって違います。
すごく緊張している人から、全く緊張がない人まで様々です。
これらの違いを筋肉の癖といいます。

呼吸筋でもこの癖がありますので、呼吸そのものにも癖があります。
呼吸筋だけではありません。
呼吸するときに空気が通るノドにも筋肉があります。
当然この筋肉にも癖がありますので、ノドの筋肉の癖は呼吸に大きく影響させます。

さて、ここからが本題です。
例えば、ジャングルの中で、近くに肉食獣がいるような場所では、呼吸はどのようになるでしょうか。
見つかって襲われないようにと誰もが息をひそめると思います。
呼吸を浅くすることにより、肉食獣に自分の存在を悟られないようにするでしょう。
その状態が長く続くと、浅い呼吸が癖になります。
肉食獣がいなくても、無意識に呼吸が浅くなってしまうのです。

呼吸が浅いと、細胞内に取り入れる酸素の量が減り、エネルギーが生み出せなくなります。
すると、体の中は正常に働かずに、自律神経が乱れて色々な症状へと繋がっていきます。

また、呼吸はゆっくりと大きくした方が良いことはご存知でしょうが、先ほどお伝えした呼吸筋が固まっていると、肺がうまく広がらずに大きく呼吸ができません。

感覚としてはうまく空気が吸えない感じです。
意外にもこのような方は多いのです。
このような方は、呼吸筋の緊張を緩める必要があるのですね。
実は呼吸筋の緊張を緩めるには、大きな声を出すことが重要なのです。

できるだけ、もうこれ以上大きな声は出ないという大きさで声を出してみましょう。
おそらく最初は上手く大きな声が出せないと思います。
それが癖なのです。

毎日少しずつでも大きな声を出そうとすれば、自然と呼吸が深くなっていきます。
チャレンジしてみてください。

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