会社のメンタルヘルス問題への取り組み

更新日:2019.10.25

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

本日はちょっと固いお話をします。

うつや自律神経失調症の原因が発生する場所はどこかというと、ほぼ職場か家庭です。
つまり、職場か家庭はストレスのかかる場所ということです。

厚生労働省が発表した「平成30年・労働安全衛生調査」によると、約60%の会社さんがメンタルヘルスケアーに取り組んでいるそうです。


この60%が多いのか少ないのかは分かりませんが、重要なのは効果が出ているかでしょう。

メンタルは健康診断のように数値化がなかなかできないものです。
また、他の人にはストレスと感じないことでもストレスと感じる人もいます。
そのため、一人ひとりオーダーメイト的に対応する必要があります。
職場でそれだけのことができるかは、難しいところではないでしょうか。


オーダーメイドの対応は大変

うつも自律神経失調症は第一段階で「当事者である本人がきちっと知識を知り、対策を立てていく」という意識が必要です。
そして、第二段階として家族・学校・会社がサポートをするという順番だと効果が出やすくなります。

もちろん、既に自分では努力できないレベルのうつ病はこの限りではありませんが、そこまで悪化する前に当事者である本人が「知識を知る」というのはとても大切です。
家族・学校・会社だけでは改善するには難しくなります。

そういう意味では、このブログをご覧になっている方は、自ら知識を入れ対策をしようとしている方でしょうから、私も非常に嬉しく感じます。


まずは知識が必要

実は、私は10年前ぐらいにうつ対策の企業研修を行っていました。
その時、大企業の現状を知り私は愕然としました。
その会社さんは、100人に1人がうつで休職していたのです。

その時よりは職場に専門的な知識が広がっていますが、うつは一向に減りません。
そう思って、私も無料勉強会などで普及に力を入れているのですが、力及ばず、普及するにはまだまだ時間がかかりそうです。

癒しの後は「ストレスに強くなること」が復帰の条件

現在、リラックスや癒しなどのキーワードが注目をされていますが、実は癒しだけでは治りきらないのが現状です。

リラックスや癒しは副交感神経の活性化に繋がります。
そのため、うつや自律神経失調症から回復させるためには非常に重要です。
しかし、これだけでは休学や休職から復帰するのは難しいのです。
なぜなら、復学や復職した後に待っているのは刺激です。

刺激という言葉を言いかえれば「ストレス」になります。
何のストレスもなく日常生活を送るのは無理です。
そのため、ストレスに抵抗する力を付けなければなりません。

ストレスに抵抗する力とは「交感神経の力」なのです。
つまり、リラックスして癒されればストレスで受けた傷を回復させることはできますが、ストレスそのものを跳ね返す力はつきません。


ストレスに強くなるには交感神経!

ストレスを跳ね返す力とは交感神経の力です。
つまり、交感神経をたくさん活性化することがストレスに強くなる要因なのです。

では、どうやったら交感神経の力を活性ができるのでしょうか?
それは、交感神経を高めることをしてあげることです。
例えば、体を動かす・大きな声を出す・楽しいことをするなどです。

残念ながらラクビーは8強にはいたりませんでしたが、スポーツ観戦などをして大きな声で騒ぐというのも交感神経の活性化にはとても良いのです。
スポーツが健康に良いというのも、交感神経を活性化させることでストレスに強い体や心を作れるからです。
ちろん、個別にストレスに対する具体的な対処スキルも必要ですが、交感神経を活性化させられなければスキルがあってもストレスに弱い体と心になってしまうのですね。

ちなみに、当院では復学や復職には、最低限2時間は歩けるようになることと伝えています。
一見するとハードルが高いと思う方もいるでしょうが、2時間歩けるほどの交感神経の活性化があって、初めて復帰の準備ができると私は考えています。


スクワットもいい!

このように言うとリラックスや癒しが十分でなく、回復がされていない状態で焦って始めてしまう方もおりますが、これは十分に休まれてからの話です。
休んで体調が良くなってきた方は、ただ漫然と治るまで待つのではなく、交感神経を活性化させることを少しずつ行ってみて下さい。


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