うつの復職には対処能力と自己尊重感が必要

更新日:2017.07.14

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

今回は少し長めですので、ゆっくりと何回かに分けてご覧いただいても構いません。

さて、うつの復職法には、下記の3つが大事だとお伝えいたしました。

  1. 体力をつけること
  2. 対処能力を付けること
  3. 自己尊重感を持つこと

前回は「1.体力をつけること」についてお話しいたしました。
振り返りますと...

体力をつけることとは、2時間連続して「歩くことだけを目的として歩く」ことが出来るようになること。

ということでしたね。

既に、少しずつ歩き始めている方もいるでしょうし、「これから」という方もいるのではないでしょうか。
段々と暑くなっているので、涼しい時に歩くようにして下さい。

また、夏の暑さも含めると、1時間ぐらい歩くだけでも体力がついていますので、2時間にこだわらなくても構いません。
2時間はあくまでも暑さや寒さがない状態での目安になります。

では今回は、

2. 対処能力を付けること
3. 自己尊重感を持つこと

この2つについてお話ししていきます。

2.対処能力を付けること

対処能力は様々なものがありますが、ここでは「自分自身がストレスを感じることを、ストレスと感じないように対処する能力」を指します。

例えば、上司をストレスと感じている場合、 少しでもストレスを感じないように工夫をすることです。
これができれば、日常で受けるストレスが減りますので、 復職も定着しやすくなります。

しかし、どんな対処能力が必要になるかは人により異なりますので、 ここではよくある例として「感情」をテーマにした2つをお伝えいたします。

  1. 感情を上手に解放する
  2. 苦手なやり方にチャレンジしてみる

ではそれぞれをお伝えいたします。

1.感情を上手に解放する

ストレスを受けると感情が湧いてきます。
ストレスにより、怒りであったり悲しみであったり様々な感情が湧いてきます。
それを上手に発散できるかが重要です。

カラオケに行ったり、スポーツをしたり、 泣ける映画やドラマを見るというのもいいでしょう。
あるいは人に話を聞いてもらったりするというのもあるでしょう。

ストレスによって湧いた感情はぎりぎりいっぱいまで溜めないで、 早めに発散することをお勧めいたします。

2.苦手なやり方にチャレンジしてみる

例えば...
行動力があり、何でも素早く物事を進めている人がいるとします。
本人にとってもそれはとても気持ちがいいことだとします。

しかし、ストレスを受けて体の機能が低下してくると、素早く物事を進めていくのは、心身ともに疲弊してしまいます。
そんな時にのんびり行動する人を見るとイライラしたりもします。

このままでは自律神経が乱れ、うつになってしまう可能性が高くなります。
そんな時には一度体の動きを止めて大きく深呼吸をして、ゆっくりと動いてみましょう。

自分の苦手なやり方が、実は自分にとっては必要な時があります。
自分の得意なやり方と反対のやり方をやってみるということは対処能力を上げることになります。

以上、対処能力を付けることについてお伝えいたしました。
次は自己尊重感を持つことについてお伝えします。

3.自己尊重感を持つこと

「自己尊重感ってなに?」と思う方もいるでしょう。
自己尊重感とは文字通り自分を尊重できる気持ちのことを言います。

もっと簡単に言うと、自分の良いところを知っていますか?ということです。

人には至らないところもあれば良いところもあります。
自分の至らないところばかりを見つめるのではなく、自分の良いところもちゃんと見つめましょうということです。

そのため、自己尊重感を高めるためにやることは、自分の良いところを30個、紙に書き出すことから始めます。
多くの場合、自分自身で悪いところと思っていることは、逆から見ると良いところだったりします。

例えば、せっかちな人がいるとします。
その人の良いところは行動力があるところです。

逆になかなか行動に移せないという人がいるとします。
その人の良いところは慎重なところです。

また、小さなことでも構いません。
例えば道端に咲いていた花がきれいに見えたとします。
それも立派な良いところになります。
その花のきれいさが分からない人だっているのですから。

このようにして自分の良いところを30個書いていってください。

いっぺんに書く必要はありません。
気付いた時にスマホや手帳などに書き加えていってください。
そしてそれを毎日朝と夜に

「私の良いところは○○です」

と、声に出して読んで下さい。
これは自分自身の自己尊重感を高めるとても重要な作業になります。

さて、今回はずいぶん長めのブログになりました。
最後までご覧いただきありがとうございました。


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