不安の隠れた2つの原因

更新日:2017.08.24

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

私が書いた本「うつは「体」から治せる!」が8月25日(金)に発売するということをお伝えしましたが、とうとう明日になります。

Amazonでご予約いただいた方、他の書店で予約いただいた方、併せてお礼申し上げます。

さて今回は、本には一度書いたのですが、ボリュームが多くて削除した内容をお伝えします。

それは「不安対策」です。
実は不安には2つの隠れた原因があります。
それは安定と興奮です。
それではそれぞれを説明していきます。

<安定>
「不安なんだから安定しないのは当たり前」と思いがちですが、ここでいう安定は'体'のことを言います。
体が安定しないと心も安定しなくなります。
つまり不安になりやすくなります。
では体の安定とはなんでしょうか。
それは、あなたの「足」が非常に重要になっているということです。


体の安定は足から

足は構造上、体を支えております。
不安な方は、この足に意識が行っていない方が多いのです。
考えすぎや焦りがある方は、頭や腕などに意識が行っており、足が自分の意識から離れています。

つまり、足が自分の足と感じていないということが起きているのです。
足の小指をタンスの角などにぶつけてしまったり、何気ないところで足が引っ掛かり、転びそうになったりする方も多いです。

このように、足に意識がいっていない状態が心を不安にさせます。
ですから、自分の足を意識して「自分の体は自分の足できっちりと支えているんだ」と意識すること。
これを続けるだけで不安が軽減していく方が多いんですよ!

<興奮>
興奮とは簡単に言うと、交感神経を働かせることです。
人はストレスがあると「穏やか」「リラックス」ということを心がけますが、実はこれだけではストレスに対処できません。
ストレスに対処するのは「興奮」です。
この興奮とは、自律神経の働きでいうと交感神経であり、感情で表すと「喜び」「怒り」です。


興奮感情を出しましょう

つまり、喜んだり怒ったりする感情を表現することで交感神経が活性化して興奮するのです。
交感神経はストレスに抵抗するためのものですから、交感神経を鍛えていけばストレスに強くなります。
そのためには興奮する必要があるのです。

ストレスに強い体ができれば、過剰に不安になる必要はなくなるのですね!

不安で仕事や家事や勉強に集中できないという方はけっこう多いですので、こんなことを知りながら私の本をご覧いただけると、不安の対策が更に理解できるようになるでしょう!


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