中途覚醒と入眠困難の意外な原因とは…?

更新日:2019.05.24

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

5月17日(金)に「症状改善のための心と体の勉強会」を辻堂院にて行いました。
キャンセルなどがあり少人数で行ったため、一人ひとりのお話がじっくり聞けて、とてもフレンドリーな勉強会となりました。

そこで、こんなお話が聞けました。

  • 「眠れるんだけど、途中で起きてしまう」
  • 「朝はスッキリしてるようなしてないような、してないような…」

このような不眠症の方は「中途覚醒」と呼ばれます。
その一方で、全く眠りに入れない「入眠困難」という不眠症もあります。
本日は、2つの原因の違いを、6つに小分けしてお伝えします。

1.意識と無意識

まずは重要な、意識と無意識のことからお話ししていきます。
我々の心の状態は、意識と無意識の2つに分けられます。
例えば、今あなたは私の文章をご覧になっています。
これは読もうとして読んでいますので、意識的です。

一方、今あなたの心臓は動いていますが、心臓を動かそうとは意識していないと思います。
また、歩くときに体重移動や姿勢の維持などに、特に意識している人はいないと思います。

自律神経の働きと、慣れていることは「無意識」になります。
これは重要なので覚えておいてください。

2.睡眠中は無意識

では次に、睡眠についてお話しします。眠っている時に意識がある人はいません。
無意識になることが眠ることですので、睡眠中はみんな無意識になります。

★起きてる=意識
★眠っている=無意識

3.ストレスも慣れると無意識に

あるストレスを受け続けると、人はそのストレスに抵抗します。
そのストレスが新鮮な場合、そのストレスを意識します。
ところが、そのストレスがずーっと続くと、ストレスを感じているという意識がなくなってきて、無意識的にストレスを感じるようになります。
つまり、本人はストレスを受けていると感じていないのです。

4.意識的なストレスは入眠困難、無意識的なストレスは中途覚醒

ストレスが新鮮でそのストレスが意識されている場合、眠る前からストレスを感じています。
ストレスを感じると、人は交感神経を過剰に働かせます。
そのため、眠りに入れなくなります。

一方、無意識的にストレスを感じていると、眠りに入る時はストレスを感じていないので眠れます。
ところが、眠りに入り無意識になるとストレスを感じ始めます。
すると交感神経過剰に働き始めてしまうため、眠りから覚めてしまいます。
「特にストレスはない」と感じているにも関わらず中途覚醒の不眠症がある方は、ストレスに慣れ過ぎてしまっているのです。

★入眠困難=ストレスを意識している
★中途覚醒=ストレスを無意識で感じている

5.ストレスは筋肉を緊張させる

そして、人はストレスを感じている時は筋肉を緊張させます。
これは体を守るためです。
「特にストレスがない」と思っている方でも、筋肉の緊張がある方は無意識にストレスを感じています。
(程度が軽ければ中途覚醒にはなりませんが…)

この緊張が体のゆがみを作るのです。
そして体のゆがみは無意識のストレスになりやすいのです。
体がゆがんでいることに気付かない方は結構多いのです。

6.中途覚醒の対策

対策として、自分が無意識に感じているストレスを意識的に感じましょう。
とはいえ、既に無意識に入り込んでいるので意識するのは難しいのが現実です。

そこで、「自分が何をしたいのか」を感じるように意識してみて下さい。
ストレスというのは「欲求が満たされない」という状態ですので、欲求を満たしていくと、満たされていないことが分かり、ストレスが意識的になります。

例えば、お腹がすいた時に「何が食べたいか?」と胃腸に聞いてみて下さい。


  • 「○○は栄養があるから○○が食べたい」
  • 「▼▼は肌にいいから…」

というように、頭で考えるのは意識的になります。

コツは「胃腸」に聞くことです。
「のどが渇いた」と感じるのは、胃腸が水分を欲しがっているのです。これは無意識の欲求です。

無意識を感じられると無意識のストレスも感じることができ、そのストレスに抵抗したり逃げたりできるのですね。
自分の欲求を満たすというのは、自分の体や心を大切にすることになります。
無意識のストレスをそのままにしておくことは、「自分の体や心を無意識に粗末にしている」可能性があるのです。

自分で自分を大切にすることが安心につながり、深~い睡眠にもつながるのです。
もし良かったらお腹すいた時に何を食べたいか、じっくりと胃腸に聞いてみて下さい。


ブログ一覧


ページの先頭に戻る

(C) 1996 健療施術院