心のエネルギー「したい」VS「しなければならない」

更新日:2018.03.23

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

欲求とは「したい」と思うことで、体が求めていることです。
のどが渇いたら何か飲みたいと思うものですし、お腹が空いたら何か食べたいと思うものです。
疲れたら休みたいし、座りっぱなしであれば、立って体を動かしたいと思うものです。
「思う」と書きましたが、正確にいうと体で「感じる」といった方が良いでしょう。

何かを飲みたいと感じる、何かを食べたいと感じる、というように、「したい」と思うことは体で「感じる」ものなのです。


我慢する場面は多い

その一方で、「しなければならない」というのは頭が思っていることです。
のどが渇いて何か飲みたいけど、電車に遅れそうだから我慢して走ろう。
つまり「遅れないようにしなければならない」と思っているのです。

お腹が空いて何か食べたいけど、今は仕事中だから我慢しよう。
つまり「仕事中は食べてはならない」と思っているのですね。

普通に生きていると、このように「したい」ことを我慢して「しなければならない」ことを行うことが多いと思います。
これが社会性を身に着けるということであり、大人になるということです。

一方、「したい」と思う自分は子供の自分です。本能に近く、自分に正直な自分です。
多くの精神的ストレスは、この「子供の自分」と「大人の自分」の葛藤で起こります。
つまり、「したい」ことと「しなければならない」ことが、ケンカをしている状態です。

例えば、上司に理不尽に怒られたとします。
すると、怒りが込み上げてきたり、悲しくなったりします。
だからといって上司に怒りをぶつけるわけにはいかないですし、悲しくても仕事中に泣くわけにもいきません。
そのため、感情が出ないようにグッとこらえます。

この感情をグッとこらえる時に筋肉が緊張するのですが、感情を抑え込み続けると、筋肉が緊張し続け硬直してしまいます。
筋肉の硬直が慢性化するというのは、以前もブログで何度かお伝えしたと思います。

そこで、「したい」ことをしてあげることが自分の体にとってとても重要なことになるのです。


したいことって?

しかし、ここで一つ大きな問題があります。
それは、「したい」と思っていることなのか、「しなければならない」と思っていることなのか、どちらか分からなくなってしまうことです。

「しなければならない」を「したい」と勘違いするのは現代病と言ってもいいかもしれません。
これがあることで自律神経が非常に乱れ、うつ、不眠症、めまい、不安、パニックなど 色々な症状へとつながるのです。

次の「したい」=自律神経の活性化では、このことについて詳しくお話いたします。


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