更新日:2020.06.26
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
そろそろコロナ関連のニュースや記事は、飽きたころだと思います。
メディアによっては不安をあおるような記事であったり、誰かが誰かをたたくような内容であったりストレスが多くなっているこの時期にはほとほと嫌気がさしているのではないでしょうか。
そのため、今回のブログは題名にある通り、コロナとはまったく関係ないお話をさせていただきます。
テーマは...「無意味な時間の大切さ」 です。
例えば・・・
ごろごろは大切な時間
こんな時間を過ごした場合、「意味のない時間を過ごしたんでは...」「時間がもったいないかも」と思ってしまうかもしれません。
あるいは、人にそう思われたり、親や友達に注意されたこともあるかもしれません。
こんなことが続くと後悔したり、自分はダメな人間なんだと、思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、この無意味な時間をとても大切なものなのです。
結論から先にお伝えしますと...これらは現代社会から見ると意味のない時間かもしれませんが、生物的に観ると、あなたにとっては必要な時間です。 「意味がある」というものはある価値観からの判断でしかありません。
それは、
というような視点です。
自己啓発セミナーに出てきそうな言葉ですよね。
この視点で見ると、ぼーっとテレビを見ることは意味のない時間と思われるかもしれません。
意味のない時間などない
ここで忘れてはならないことは、我々は人間である前に動物であるということです。
野生の動物は、自分の行動に意味があるかないかなど考えません。
成長のために、あるいは人生の充実のために、勉強やトレーニングなど行いません。
野生の動物は疲れたら休むし、食べたかったら餌を探して食べるし、怖かったら迷わずに逃げます。
自分の欲求にそった行動をしているだけで、意味があるかないかなど考えていないでしょう。
実は、この欲求にそった動きが足りてから人生の充実や成長のための行動を欲してくるのです。
つまり、自分の欲求にそった動きをしていない方は、ストレスが多く溜まっているため、人生の充実や成長のための動きなどしたいと思えないのです。
我慢してる人ほど、ぼーっとする必要がある。
しかし、人間社会の価値観がすりこまれているため、無意味な時間を過ごす自分はダメな人間だと思ってしまいます。
すると、心のどこかで「これはいけないことなんだ、もっと意味のある時間を過ごさないと...」と思ってしまうため、この時間をじゅうぶんに楽しめなくなってしまうのです。
すると、無意味な時間を過ごしたことにならず、また意味のない時間を過ごしたくなってしまうのです。
本来、無意味な時間とは、体と心と頭のリセットする時間です。
生理学的にいいますと、神経伝達の整理が行われています。
過剰に入ってきた神経の刺激をいらないものは排除し必要なものは記憶へと残す。
これだけではないですが、こんな作業をしている時間なのです。
意味のない時間の心地よさをどうぞ心から楽しんでください。