今昔物語 スタッフ 佐久間舞 VOL.5

前回は自由を知り都会への憧れが強くなった高校時代のお話でした。
今回は、めざせシティガール!大学生編です。

引っ越し先も無事決まり(兄と同居)、いざ上京の日。
リュックとなぜかベースを背負って意気揚々と乗り込んだ山手線。突然見知らぬ女性に「リュックのポケット全開よ」と指摘されて気づきました。
お財布がない!!!
見事にやられました。
東京まじでこええ、やばいところに来てしまった...渋谷駅の交番の人も冷たいし。
わたしはここで生きていけるのだろうか...田舎者は早々に都会の洗礼を受けたのでした。しかし落ち込む間もなく、学校にバイトに遊びに忙しい日々が始まります。

入学式後、一人ぼっちで臨んだ学部説明会。
たまたま隣の子と一緒にお昼を食べることになり連絡先を交換、翌日その子のクラスメイトを紹介してもらい、偶然音楽の話が合って一緒にサークルに入り...と地道に交流を広げていきます。
が、超がつく消極性は相変わらずで、最初はやる気を出して興味のある授業をとるも、一緒に受ける友達や相談(ノート借りる)相手はおらず、ちょっとつまずくとやる気を失って脱落...を繰り返し、かなりギリギリの単位取得状況でした。

サークル仲間やクラスの子とは、普通に話せているようで「弱みを見せないように」「バカだと思われないように」という意識が強いあまり、薄っぺらい、なんとなく相手に合わせた会話に終始していました。(だって、だいたいみんなきちんとした家庭育ちで実家暮らしで、要領も頭も良くって...)
そんな中で唯一わたしの「八方美人」の不誠実さをハッキリ指摘してくれた子が、今もいちばん仲良く付き合っているのは不思議なものです。

そして大学2年生の春。ハタチを迎えて間もない頃、母が亡くなりました。
もちろん悲しみは大きかったのですが、例によって誰かに相談も弱みを見せるもできない子で、自分の悲しみに直面するのも辛く、そのエネルギーをバイトに向けよう!と夏休みには張り切ってシフトを入れます。
ところが体は正直なもので、夏休みも後半に差し掛かったとき、ついに「顔面神経麻痺」を発症し、二週間の入院を余儀なくされました。
医者「原因はわかりませんが、ストレスでしょうね。」
まあそうでしょうね。
ちなみに、大学では美術史を専攻していたのですが、卒論に選んでいたのが見た目もテーマも重い、暗い作品ばかり。当時はそういうものに惹かれ癒されていたのでしょう。

さて、とりあえず母の言うことに従っておけばよし、で生きてきたわたしは、この先何に従っていけばいいのか...。
まずは卒業して就職して自立せねば。やりたいことは全くないけれど、まぁ内勤ならそこそこ出来るかな、程度のやる気で臨んだ就職活動は順風満帆なわけもなく。
それでも、無事にとある企業から内定をいただき、社会人の一歩を踏み出すのでした。

次回、井の中の蛙が大海を知る!成長の社会人編です。


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