副腎髄質の働き

更新日:2017.10.06

執 筆:整体師 中川裕二

☆うつ・自律神経と副腎の関係についてお話しています。

~ 「うつ・自律神経と副腎の関係」vol.3 ~

副腎髄質

副腎髄質は交感神経の活動亢進によりアドレナリン(エピネフリン)、わずかのノルアドレナリン(ノルエピネフリン)、ごくわずかのドーパミンを分泌します。
この3つのホルモンをあわせてカテコールアミンといいます。

アドレナリンとノルアドレナリンは類似した作用を持ちますが、アドレナリンは心拍出量増加作用と血糖値上昇作用が著しく、ノルアドレナリンは末梢血管収縮による血圧値上昇作用が著しいです。
循環血中のドパミンの生理作用はよくわかっていません。

副腎皮質の働き

循環系

アドレナリン

心筋の収縮力、心拍数を増加させる

ノルアドレナリン

末梢血管収縮により血圧を著しく上昇させる

血糖値

肝臓においてグリコーゲンの分解を促進し、血糖値を上昇

遊離脂肪酸量

脂肪の分解を促進し血中の遊離脂肪酸を増加

代謝

遊離脂肪酸増加および血糖値上昇の結果として組織の酸素消費量を増加させて代謝を活発にし、それにともなって熱生産も増加させる

血管以外の平滑筋の収縮

胃腸運動を抑制、気管支を拡張


分泌調節

血糖低下時、激しい筋運動時、著しい寒冷あるいは温熱刺激時、情動刺激時、ストレス時などに交感神経の活動が亢進して分泌が急激に増加させます。
このように緊急事態に直面すると、副腎髄質からアドレナリンが分泌され、闘争、防衛などの行動に都合のよい身体の状態(血圧上昇、高血糖など)が作られる。これを緊急反応といいます。

ノルアドレナリンは、副腎髄質から分泌されるのみでなく、全身に分布する交感神経終末からも分泌されるので、血中にはノルアドレナリンがアドレナリンよりもはるかに多く存在します。

副腎から分泌されるホルモンの枯渇を防ぐには

副腎に限らず、すべてのホルモンはその担当する臓器の生成能力や分泌能力に限りがあります。
その限界を超えると、ホルモンが枯渇してしまい、分泌できません。

副腎の場合は、ストレスに抵抗するホルモンを分泌するために、ストレスが受けることが多い状態が長く続くと、副腎自体が疲労を起こし、ホルモンがほとんど作れない状態になってしまいます。
そうなってしまう前に心身のケアーを行い、副腎を元気にすることが非常に大切になります。


体の仕組み

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