辛い症状と、体のストライキ

更新日:2014.07.03

執 筆:整体師 村越昭雄

つらくなったときが悪くなった時じゃない

「昨日までは全然なんともなかったのに今朝になって急に痛くなっちゃって...。」 という感じでお話する方、けっこー多いんですが実はそーではないのデス。

 

例えば肩が辛くて来院された方の第一声が上のセリフだったとしましょう。ボク達が肩を診てみるとカチカチでかなり前から肩こりとつきあってきた(できればつきあわないほうが良いのだが)状態の方が多いんです。

職場や家で人に肩を触られて「カチカチじゃんコレ」とかよく言われませんか? でも自分は「オレ肩こったことなんか一度もないよ。」とか言ってたりして...。

それは辛い症状があったにはあったが、仕事が忙しかったりしてかまっていられなくなって、それがずっと続くと「あっ、このカタさが普通なのね。」って感覚をにぶらせてしまうんですよ。

だから「昨日まではなんともなかったのに」なんて言葉が出てきたりするんですよ。
違うって...(笑)。

 

『ずっとつらいつらいと言っていたのに、あなたは聞いてくれなかったじゃないの...。だからいつもと同じような動きでも、もう私は耐えられなかったのよ。』 と、体はストライキを起してしまうのです。

これが肩の本音。セリフからすると、この人の肩は女性的な感覚を持った肩さんのようです(笑)この様な場合、時間がかかるケースが多いです。

もし人から「カチカチじゃんこれ」って言われた事がある方。早めの来院をおすすめします。そのままと少し楽になったではすごく差があるのがわかると思いますよ!


体の仕組み

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