ストレスの種類と発散方法

*

2019年1月開催 心と体の勉強会 音声テキスト No.3

4つのストレスとは?

ストレスっていうのは、うちではわかりやすく4つに分けています。4つあります。
もうお聞きになっている人も多いでしょうけれども、1つは『精神的なストレス』ですね。
多くの人はストレスというと、これしか感じていないと思っていますけど、実はそうではありません。

精神的ストレス以外にも、『構造的なストレス』、いわゆる、体のゆがみですね。
構造的なストレス。体がゆがんでいると、生理機能が働かないんです。
簡単にいうと、心臓がちゃんと動かないとか、呼吸がちゃんとできないとか。
この肋骨のところには筋肉がいっぱいついています。
この緊張が・・・みなさんちょっとここ(肋骨のわきの部分)を触ってみてください。自分のをできるだけ。わきですね。
息を大きく吸ってください。
どうですか?膨らみますか?膨らまないとダメなんですよ。
この膨らみが・・・自分でギュッとやってみてください。(肋骨のわき部分を両側から手で押さえつけて)息を吸ってみて下さい。
吸いづらくないですか?これをやったこの手、自分の肋骨の周りの筋肉がそれ(手で押さえつける動き)と同じことをしだすんです。
そうすると、例えば、ここ(片側のわき)が緊張してこんなになっちゃったりすると(縮むと)、ここが広がろうとしても広がらなくて呼吸が浅くなってきちゃうんです。

酸素っていうのはエネルギーですので、どんなにいい食べ物を食べても最終的には酸素と結合しないとエネルギーにならないんですね。
なので、酸素が足りなくなったら、エネルギーっていうのは落ちるしかないんです。
だから、ゆがんじゃうと、例えば、呼吸が浅くなっちゃって、それで、エネルギーがそれだけでも下がっちゃう。
だから、構造的なゆがみっていうのは、すごく大きなストレスになる。

あとは、『化学的なストレス』ですね。化学です。バケガクの方ですね。
さっき、Eさんが「コーヒーをやめるところから始まった」って言いましたけども、例えば、カフェインっていうのは交感神経をむやみにあげてしまうんですね。
そういう反応なんです。
なので、「あぁなんかちょっと疲れた。3時にちょっとコーヒーブレイク」っていうのは、精神的にはコーヒーブレイクしているかもしれないですけど、体的には交感神経があがっちゃってるんです。
だから、コーヒーブレイクのあとは元気が出てきちゃうんですけど、あれは、カフェインのおかげです。
カフェインが交感神経を上げちゃっているんですね。
そうすることによって、元気を出しちゃうんですけど、コーヒーは何にもエネルギーがありません。お砂糖とかミルクとかあればちょっとカロリーが増えますけど。
それでも、エネルギーはほとんどないので、おそらくビタミンとかもほとんどないので体にいい作用は無いんです。
だけど、カフェインで交感神経が上がっちゃうから元気になった気がしちゃうんですよ。
僕もそうでしたけど、すごくつらい時にコーヒーを何倍も飲んで頑張るってことをしたわけですね。
そういうことをしていると、交感神経が上がりっぱなしになっちゃう。
自分で自分にストレスを与えているようなもんですね。
あとは、必要な栄養素の過不足っていうのも当然ストレスになりますね。不足ですね。

もう1つは、今時期ね、先ほど温度のことが結構みなさん(の話に)出てましたけど、『温度とか湿度(のストレス)』。
快適な温度や湿度じゃないと(ストレスになる)。
または、気圧とか。気圧(が低い)っていうのは空気が薄くなることをいいますね。
なので、息苦しい人はなおさら息苦しくなっちゃう。
雨が降る前に、この辺が痛むとか、古傷が痛むっていうのは、そこに酸素が行かなくなっていることによって痛み始めるわけですね。
冷えもそうですね。温度が低ければ、気温が低ければ、血管が収縮しちゃいます。
そうすると、酸素が行きにくくなる。そういうことが起こりますね。

この4つのストレスに対して交感神経が抵抗するために交感神経を上げているわけです。
なので、この時点(自律神経の乱れの段階)に来た時に、この時点(うつ状態の段階)でも当然そうなんですけど、自律神経失調症っぽいなと思ったときには、この4つのストレスのどれが一番自分にかかっているのかということですね。

ちょっと精神的ストレスの話をしていなかったので・・・
精神的ストレスっていうのは、外部からと内部からのがあるんですけど、外部からというのは主に2つです。

簡単に言うと、嫌だなと思う出来事ありますね。嫌だなという出来事が精神的ストレスなんですけど・・・
本当の精神的ストレスというのは、嫌だなと思った時に感情が湧いてきますね。感情が湧いてきます。
怒りたくなったり、泣きたくなったり、落ち込みたくなったり、いろいろあります。
その感情を出さないことがストレスなんです。
嫌だなと思う出来事があっても、それに対して湧いてきた感情をそのままバンっと出せると、そんなにストレスではないです。

なぜかというと、この感情というのは、エネルギーなんですね。
みなさん、怒ったときのことを思い出してください。
なんか、顔が熱くなったりするとか、体が熱くなったりするとか、震えるとかありますよね。もう、ものすごい怒りだと。
これ、エネルギーなんです。エネルギーが湧いてきているんですよ。
それを出さないようにするというのは、エネルギーが湧いてくるのに蓋をするような感じなので、ものすごい力が必要なんですよ。
この感情エネルギーを抑え込むのは、どうやって抑えこんでいるかというと、筋肉を緊張させているんです。筋肉を緊張させているんですね。
みなさん、怒った時のことを、怒ったのを我慢したときのことをちょっと思い出してみて下さい。
体のどこかが必ず固く緊張しています。
楽にして怒りをこらえている人はいないですよね。(拳を握って肩を張り、口を結びながら)こうなりますよね。
この筋肉を緊張して怒りを出てこないようにするわけですね。
この筋肉の緊張というのは、当然構造的ゆがみの方にいってしまうわけですね。

あの、最近よく「キレる」人がいるでしょ。キレるっていうもの。
キレるはちょっと置いておいて、感情エネルギーが、自分がコントロールできずに出ちゃう人。
出ちゃう人っていうのは、簡単にいうと、筋肉を緊張させれば出ないんです。
つまり、筋肉が緊張していて、これ以上筋肉の緊張ができないっていうときに、(感情エネルギーが)バッと出てきちゃうわけです。

もしくは、治療中とかで、治療中なんか涙が出てくるような人もいると思うんですけど、それは、自分の悲しみの感情がブワッと出てきちゃう。
筋肉を緩めちゃったから。
でも、筋肉を緩めるとさらにまた我慢できるようになってくる。
社会生活を送っていると、我慢しなきゃいけないとき、感情を抑圧しなきゃいけないときは当然ありますから、しなきゃいけない時はしなきゃいけないんですよ、やっぱり。
だけれども、多過ぎちゃうとやっぱり問題。
筋肉の緊張が強すぎて、構造的ストレスにもいくし、筋肉の緊張があると交感神経が―筋肉を緊張させるのは交感神経ですから、なおさら交感神経が上がっていっちゃうわけです。

あともう1つは、「喪失」ですね。なくしちゃった、なくなっちゃった。
なぜ、いきなり事件や事故でうつになっちゃうかというと、ものすごく喪失なんですよ。
自分が一生懸命建てた家。建てたのは大工さんなんですけどね(笑)。笑って下さいね。
一生懸命自分が稼いで買った家が流されちゃったら、それはすごい喪失感ですね。
ましてや家族がというと、ものすごい喪失感がある。
これもすごい非常にストレスになりますね。

この4つのストレスですね、(精神的ストレスのほかに)あと体のゆがみとか栄養素、寒い暑いとか気圧ですね。
さっき言ったように。これをまず減らしていかないと、交感神経の高ぶりが治まらないんですね。
これは、うつ状態でもうつ病でも一緒です。
とりあえず、ストレスを、この4つのストレス(を減らす)。
さぁ、皆さん、この4つのストレスでどれが1番ありそうかっていうのを想像してみてください。
食生活はどうですか?体のゆがみ・・・運動していない人はだいたい、運動していてもそうなんですけど、運動していない人ほど体のゆがみの影響をうけやすいです。
なぜかというと、筋肉を動かしていない。
精神的ストレス・・・感情、言いたいことを言わない、つい溜めこんじゃう人、頼まれたら嫌って言えない、つい請け負っちゃう人とかね。
いい人でいなきゃと思って一生懸命いい人でいる人とかね。

最近、喪失っていろんなものがあって、引っ越しっていうのも喪失になるんです。
よく5月でうつになったりしますね。
あれは、環境の変化は、「前の環境の喪失」です。それは、5月に出やすいんです。
環境の変化っていうのも1つの喪失です。
そういうことあったかなとか、寒い暑いとか、気圧とか、どれが一番自分の中であるのか。
一番あるやつから手をつけないとダメなんですね。
これ、一番ないやつから手をつけてもあまり意味がない。一番あるやつから手をつける必要がある。

よく「心と体」っていろんなところで言いますけども。
心というのはこれ(精神的ストレス)なんですね、当然、分かりますよね。
でも、これ(構造的、化学的、温度湿度のストレス)って体なんですよ。
だから、体は、3つのストレスを受けることになる。
しかも、精神的ストレスから筋肉の緊張をやるから、ここ(精神的ストレス)からこっち(構造的ストレス)もきちゃう。
なので、体っていうのはすごく重要なんですね。
うつの人は精神的におかしいと思われている人も多いかもしれないけれど、体がおかしいんです。体の病気なんです。
心の病気かもしれないけども、まず、体の病気から始まっています。体の病気から始まっている。

さぁ、ここまで何か質問ありますか?理解しました?大丈夫ですか?
これが基本だと思ってください。
なので、自分の体調が悪くなったらこの4つをまずチェックするってことが重要です。

感情エネルギー、感情の抑圧

ついでにいうと、この感情エネルギーが出てきたら必ず動きがあるんです。筋肉の動きがあるんです。
そして、感情というのは多くの場合は、多くの場合というか、全部そうなんですけど、表現なんです。表現。
なので、体の動きと共に、声が重要なんです。
動いて声を出すというのは、とても重要なんですね。

これを抑圧すると、例えば声を抑圧すると、主に喉とかにきます。横隔膜にきます。
喉の違和感。ヒステリー球とかね。しゃべろうとするとなんかつまるとか、呼吸が苦しいとか。
横隔膜もそうですね、呼吸が苦しいとか、飲みこみづらいとかね。結構、喉にくる人がいる。
喉にくる人は、ここには、「中咽頭収縮筋」というちゃんと筋肉がありまして、そこの筋肉がしゃべらないように自分の喉を締めているんです。
こわいですよね、自分で自分の喉を締めちゃうんです。気道が細くなって苦しい、苦しいと言うんです。
自分でものを言わないように、感情を出さないようにすると、言いたいことを言わないようにすると、それが行き過ぎちゃうとそうなっちゃう。
そういう人には、「声を出して下さい」って言います。

ストレス発散

動画でも何度も言っていたと思いますけど、声を出していく、大きな声を出すというのは、とっても重要なんです。
大きな声を出すには、喉が開くことが重要なのと、横隔膜がちゃんと動くことが重要なんですよ。

息を吐く、吐けないと言葉が出ないですよね。
(息を吸いながら)こうやって喋る人はいないですよね。喋れないですよね。(息を吐きながら)こうやって喋りますよね。
息を吐く。息を吐くっていうのは・・・横隔膜っていうのは、息を吸うときに縮むんです。
息を吐くときは緩んでいくんですね。
感情エネルギーは、筋肉の緊張ですから、横隔膜っていうのは一番感情を抑え込むときに緊張するところなんです。だから、ぎゅっと緊張するんです。
それを、「フゥ~」って、大きな声で「ア~」って言ったら、「ア~」って言い続けていると横隔膜がどんどんどんどん・・・息を吐かないと声が出ないですから、段々だんだん横隔膜が緩んでくるんです。
吸うときに緊張する。だから、吐くっていうのはすごく重要。

それとともに、喉をこう開くっていうことが重要。
なので、僕はお酒が好きで、藤沢の町をたまに徘徊しているんですけど・・・笑いましょうね、皆さん(笑)。たまに奇声をあげている人とかいるんですね。
それは、脳ってこういう(玉ねぎの断面のような)三層構造になってまして、この一番外側が簡単に言うと理性の脳なんです。
(いま)そこで叫んでって言ったら叫べないですよね。それは、理性の脳が働いているんです。
アルコールを飲むと、この理性の脳がアルコールで麻痺してくるんです。そうすると、奇声をあげやすくなるんですね。
なので、「なんとか~!」とか「あ~!」とか言っている人もいるし、それは、理性の脳で抑えてた感情エネルギーが出てきているんですよ。

だから、アルコールを飲みたくなるっていうのは、理性の脳が少し外れてくるので、力が抜けてくるんですよ。
筋肉の緊張を取って声を出しちゃうから。
でそれをね、普通の人・・・まぁじゃあだからといって、「今日じゃあ(この場にいる参加者)みんなで飲みに行って奇声をあげて来てください」ってわけにはいかないですから。
そうなると大変なので、普通に声を出す。大きな声を出す。
まぁ、大きな声を出す場所も段々なくなってきましたね。今はカラオケくらいしかありませんよね。

あと、あまり海で叫んでいる人も最近はいませんよね。
昔の青春映画ではなんか海にむかって「バカヤロー」って叫んでいる人もいるかもしれないですけども、森田健作ぐらいで終わりですね、それも。
だけど、このこと(ストレスと自律神経)的に言うと、森田健作じゃないですけど、砂浜をダッシュしながら、叫びながらいくっていうのはすごくいいんです。
筋肉ものすごい使って、動きすごく使ってるでしょ、声使ってるでしょ。
だから、感情エネルギーがちゃんと外に出るんですよ。
感情エネルギーが外に出たら、筋肉の緊張で抑える必要ないですから、スッキリするんですよ。

まぁ「じゃあ、やってください」っていうわけにはなかなかいかないと思うんですけど、大声を出すっていう習慣っていうか、そういう環境を作れるってことがとっても大事です。
最近、笑うヨガとかありますよね。「ラフターヨガ」、笑うヨガってあるんですよ。ヨガしながら、「ハハハ」って笑うんですよ。
あれも、結局、声を出しているんですよ。笑うヨガもちょっと奇妙ですけれども、でも、やったほうがいいです。
声を出して、横隔膜を動かして。
こういうことをしないと、感情エネルギーっていうのが出ていかないんですよ。
ここでじゃあ「感情って何?」っていうことが出てきますね。


ページの先頭に戻る

(C) 1996 健療施術院