更新日:2014.07.03
カラダを暖める食べ物をとりましょう。
最近は涼しい日が多くなり、だんだん暖かい食べ物が恋しくなってきましたね。 体を温めると病気になりにくくなったり、関節痛が和らいだりと、良い事が多いのです。特にうつや自律神経失調症の人は体が冷えやすいので、カラダを暖める食べ物をたくさんとることをおすすめしております。
体を温めてくれる食べ物は「生姜(しょうが)」が有名ですよね。しょうがは保温作用をはじめ、発汗、解熱、去痰、鎮痛作用、抗潰瘍作用、消化促進、血栓の予防、めまいの予防・改善、更には血圧をコントロールしてくれることが科学的に確かめられているのです。
まさに「万病に効く」と言われている通りですよね。親指大の生姜をすりおろして、急須か紅茶こしの網を使って、湯飲みに七~八分目くらいまでお湯を注ぎ、そこに適量のハチミツを入れたのを飲むとすごく温まります。
更に、お鍋にたっぷり入れた水を沸騰寸前まで沸かして、そこにすりおろしたしょうがを木綿の袋などにいれて、紐でくくり、お鍋に入れます。そこにタオルを浸して、冷まします。その後に軽く絞って、コリや痛みがあるところに当てると痛みがひきます。 鍋からタオルを出す時はゴム手袋をしてヤケドに注意してくださいね。
体を温めて健康になって、冬を乗り切りましょう。漢方では、食べると体が温まる食べ物(陽性食品)、冷える食べ物(陰性食品)、という分け方をしています。簡単に言えば、外観が赤、黒、橙色の食べものや、北方産、固い(水分が少ない)食べ物、また地中にある食べ物(人参やゴボウなど)が陽性食品です。
うつや自律神経失調症の方は、この陽性食品をたくさん取るようにしましょう。更に、うつや自律神経失調症の方には、オメガ3といわれるαリノレン酸なども、よいとされています。αリノレン酸が含まれる食べ物は、青魚(サバ・イワシ・アジなど)や亜麻仁油・エゴマ油などです。
また、玄米・胚芽・大豆といったものは体にエネルギーをもたらす食物です。 体のエネルギーが枯渇してしまったうつの方には、必須の食べものとなります。しかし食物繊維が多いため、胃腸に負担がかかるため、煮込むなどして食べるといいでしょう。