更新日:2020.10.23
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、在宅勤務・リモートワークが増えたため、多くの人の自律神経が乱れ始めています。
在宅勤務で体調不良に...?
そこで今回は、
この2点をお伝えいたします。
代々木上原院のブログで「脳幹」のことを次のようにお伝えしました。
脳幹の働きは...
生命を司っている、生体活動の根幹をなすところです。
自律神経の中枢である視床下部もここにあります。
体の脳であるといえます。
自律神経の根幹である脳幹は、色々な刺激によって働くようになっています。
例えば、イスから立つと、膝や股関節の角度、頭の位置、血圧、足にかかる重さなど、色々なものが変化します。
これが脳幹に対しての刺激になります。
通勤をしないと楽なように思えますが、これらの刺激もなくなってしまうので、脳幹の働きが低下してしまいます。
すると、自動的に自律神経の働きも低下して、体調不良になってしまうのです。
通勤時の刺激には、体を動かすことだけではなく、通勤中に見えるものや聞こえてくるものなども含まれます。
今までは疲れていたので、それらの刺激も不快に思っていたかもしれません。
刺激が多くても自律神経の働きは低下する
なぜなら、脳幹は刺激が多くても機能が低下してしまうからです。
通勤時間が長い方は、毎日の通勤で刺激が多すぎて、脳幹が疲れてしまっていたのです。
しかし、通勤がなくなると刺激がなさすぎてしまうのですね。
自律神経が乱れてしまうことへの対策ですが、これはできるだけ外に出るしかありません。
また、仕事を効率的にしすぎないことも大切です。
仕事をする机の周りに必要なものを全てそろえてしまうと、体を全く動かさなくなってしまいます。
会社内では、上司にハンコをもらいに行ったり、書類を渡しに行ったり、あるいはトイレに行ったりするために、体を動かしています。
在宅勤務の場合、ハンコをもらうこともなく、トイレも近くにあり、資料も机の前に用意できてしまいます。
すると、効率はいいのですが、仕事中に体を動かさなくなります。
体を動かすため、あまりきちんと準備をしないというのも大切です。
仕事柄、そうはいかないという方は、1時間おきに体操をするといいでしょう。
また、座りっぱなしだと呼吸も浅くなりやすいので、体操が終わったら深呼吸を10回ぐらいするといいでしょう。
お昼休みの散歩もいいね♥
もちろん、一番いいのは外に出ることです。
お昼ご飯を近くの公園まで食べに行ったり、仕事が始まる前や終わった後に、散歩に出かけたりするといいでしょう。
すると、見えるものや聞こえてくるものに変化があるので、脳幹が刺激され、自律神経が活性化します。
新型コロナウイルスのワクチンなどができても、在宅勤務やリモートワークの流れは続くでしょう。
これには、いい面もありますが、悪い面もあります。
自律神経が乱れないように対策を行い、よりよい生活にしていきましょう。