改善の秘訣

更新日:2017.08.01

執 筆:整体師 佐藤優

自律神経失調やうつの方で、休んでも一向に回復してこない、という方が多くみられます。
体を休めているのに…
なぜでしょうか?

それは、頭と体が違う方向を向いているからです。

例えば、体は家で横になって休んでいても、頭は仕事のことを考えている。
これでは本当に良い休み、ということにはなりません。
今はしっかり休む時だ、と頭も体と同じ方向を向いて休むことで、自然治癒力が発揮され、体力が回復してきます。

休んでいて仕事が気になったり、復職出来るのか、という不安や、今まで出来たことが出来ないことで自分を責めたり、ずっとこのまま良くなることはないのか?と不安が強すぎたり…

このように頭が休まらない思考は様々あります。
回復してくるには、今はしっかり体と頭が同じ方向を向いていることが重要です。

人は自己治癒力が必ずあります。
体は良くなる事しか考えていません。
多くの症状は、体が今より良くなる為に症状を出しています。
うつや自律神経失調症の症状もそうです。

気力が出ないのであれば、無理に出そうとしなくてもいいのです。
また、そんな自分を責めなくてもいいのです。
もしそれをやっているとしたら、体からしたら自傷行為をしているのと同じことなのです。
身も心も素直にしっかり休むこと。

休む勇気、これが一番の秘訣なのです。

どうしても頭が忙しくなってしまう方。
まずは、このようなスタンスが大事であることを知っておくだけで構いません。

どうか、ご自愛頂けたらと、願っております。


うつ・自律神経

(C) 1996 健療施術院