反省しても症状は良くなりません

更新日:2025.12.25

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

年末は一年を評価しがち

年末が近づいてきましたね。

年末になると、人は無意識のうちに一年を評価しがちです。
症状で苦しんでいる方ほど…

「ちゃんとできていない自分」
「思うように回復しない自分」

を責めてしまうことがあります。

この自己否定が続くと、脳はそれを危険や脅威として受け取り、自律神経は緊張状態が長く続きます。

その結果、

  • 眠りが浅い
  • 呼吸が浅い
  • 疲れが抜けない
  • 不安が強い

といった反応が起こりやすくなります。

自分を労わる

一方で

「ここまで生きてきたことを認める」
「今は整えている途中でもいい」

という考えは、脳への安心信号になります。

評価や反省を手放し、「今の自分でも大丈夫」と感じる時間が増えると、自律神経の緊張は少しずつ緩み、体は回復の準備を始めます。

この一年、思うようにいかない日があったとしても、ここまで生きてこられたこと自体が大切な歩みです。

どうか年の終わりは「よくここまでやってきた」という視点で、ご自身を労わってください。

本年もありがとうございました。
穏やかな年末年始をお過ごしください。


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