更新日:2020.05.01
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
ウイルスへの効果的な対応とは...?
新型コロナウイルスが猛威を振るっておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
きっとストレスが溜まっている頃だと思います。
そのため、本日はストレスへの効果的な対応法をお伝えいたします。
人のストレス対応法は、3つあります。
では、このそれぞれを解説していきましょう。
これは、生物初期のストレス対応法です。
初期の生物はエネルギーの生産量が少ないため、あまり活動的には動けません。
そのため、何かしらストレスを感じると動かないようにして、エネルギーを溜めてストレスが過ぎ去るのを待ちます。
例えば、ダンゴムシに刺激を与えると丸まって動かなくなりますが、これは、ストレスに対して何もしないという方法で乗り切ろうとしているのです。
ちなみに「うつ」という状態は、エネルギーが少ないため、この「何もしない」という対応法を取っているのです。
詳しくはまたの機会にお話ししますね。
逃げることも大事
この対応法は、ストレスに対して攻撃を加えて自分を守るか、もしくは逃げてストレスと離れるかという行動をします。
ライオンに追われたシマウマが足早に逃げることや、捕まりそうになったときに後ろ脚で蹴って攻撃をすることです。
ストレスに対して単独で対応するのではなく、仲間とともに対応します。
例えば、ライオンが狩りをするときには何頭かでチームを組んで狩りをしたり、ネズミの一種は、見張り役と食べ物を収穫する役など仕事を分担したりします。
重要なのは、この「3つの対応法」のどれを使うかを意図的に選ぶことです。
私を含め多くの方は、この3つの対応法を無意識に選択してしまいます。
その場合、効果のある方法ではなく選択しやすい方法を選びがちです。
いつも何もしない人は、ストレスが大きくなることになります。
戦ってばかりに人は、戦い続ける人生になってしまいます。
逃げてばかりの人は、いつも何かにおびえないといけなくなります。
協力してばかりに人は、協力が得られない時でも協力を得ようと無駄な努力をすることになります。
そのときのストレス状態や自分の体調や周りの状況に合わせて、臨機応変に3つの対応法を意図的に選択することが重要なのです。
では、新型コロナウイルスには、どのストレス対応法がいいのでしょうか。
ウイルス対策は協力が大事
ところが、現実には随分と「戦っている」人が多いです。
それもウイルスと戦うのではなく、自分の価値観の違う人を攻撃するという戦いです。
当たり前ですが、ストレスに対して戦いや攻撃が効果的なのは、ストレスの対象に攻撃する場合です。
ですから、新型コロナウイルスに攻撃を加えるのであればいいのですが、一緒に協力しなければならない人を攻撃している状況が目立ちます。
これでは、ストレスに対して適切に対応法を選んでいるとは言えません。
どうぞみなさま、多様な価値観を受けれながらコロナ対策に協力していきませんか。