更新日:2020.08.28
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
今回は、ちょっと驚くようなタイトルですね。
「ストーカー」と「自律神経」がどのように結びつくのか不思議に思う方もいるでしょうが、こちらをご覧いただけると納得していただけるでしょう。
自律神経はこんなことにも関わっている
関係を切りたいけど切れない相手がいると、非常にストレスになりますよね。
そのため、ストレスを減らすため、関係をうまく切る方法を自律神経的にお話していきます。
特に今回はストーカーなど、関係を完全に切りたい場合の使い方をお伝えします。
(親・兄弟・恋人など、関係性を切りたいという気持ちもあるけど、切りたくないという気持ちもあるという場合とは少し異なります)
交感神経を使えば関係を切れる
基本的なことですが、自律神経には交感神経と副交感神経があります。
そして、人との関わりにおいて、交感神経は関わりを断つ働きします。
一方、副交感神経は関わりを保つ働きをします。
例えば、怒りという感情は、自分を守るために相手を攻撃する=関係を切るためのエネルギーになります。
これは交感神経と密接に関連しています。
一方、安らぎといった感情は、誰かとつながることで沸き起こります。
この時に生まれるエネルギーは、心や体の癒すため使われます。
これは副交感神経と密接に関連しているのです。
つまり...
ということです。
人と良好な関係を作ることができる方は、副交感神経型コミュニケーションを行います。
一方、人とうまく関係が作れない方は、交感神経型コミュニケーションを行っています。
声は自律神経が調整している
副交感神経型のコミュニケーションとは...
交感神経型のコミュニケーションとは...
つまり、ストーカーなど、関係を切りたい方には、無表情で低い声で対応すればいいのですね。
そうはいっても、日ごろ副交感神経型のコミュニケーションをとっている方は、つい、無意識に笑顔になり声が高くなってしまいます。
そのため、関係を切りたい相手とのコミュニケーションは、かなり意図的に行わないとなりません。
重要なのは「怒った顔」で「低い声」です。
例えば、「やめてください」という言葉も「笑顔」+「高い声」で言うと、相手には「関係を保ちましょう」というメッセージとして伝わってしまうのです。
相手が子犬だとつい高い声になる
赤ちゃんや子犬に話しかける時、どんな声で話しかけますか。
自然と高い声になります。もちろん笑顔にもなっていますよね。
これは、相手に対して「私は危険な人じゃないよ」「いい関係を作ろうね」というのを無意識にメッセージに込めているのです。
ですから、関係を切りたい方にはめちゃくちゃ低い声+怒った顔で関わりましょう。
この時、「嫌われたくない」と思ってしまう方も多いですが、関係を切りたい相手には嫌われなければならないのです。
それが交感神経を活かしたコミュニケーションなのです。
このコミュニケーションで「あなたのことが嫌いです」と伝わらないのならば、その方は鈍感な方なのです。
そのため、分かりやすいコミュニケーションが必要となるのです。
つまり...
「低い声と怒った顔」
使わなくてもいいならそれに越したことはないのですが、人生には時々、低い声と怒った顔を使わなければならない時が来てしまうのです。