自律神経の活性化には狂気と正気が必要

更新日:2019.05.31

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

今日はちょっと変な話をします。
こう宣言させていただいて…あなたに質問です。

「あなたは最近、狂ったことはありますか?」

「は?」と思う方がほとんどだと思います。
しかし、心身の健康にはこれがとても大事になります。

ここでは狂った状態を「狂気」、その反対を「正気」ということにします。
そして、正気とはある枠組みの中での行動であり、その枠組みから外れた行動を狂気ということにします。
多くの方は正気で生きています。
この「正気」とは、「普通はそうするよね」という状態で、社会一般的に受け入れられる行動を言います。

例えば、「大きな声を出す」場合でも、その場に合った「大きな声」というものがあります。
なんとなく、これ以上大きな声は変。という、共通意識の中で大きな声を出します。
そして、生きているほとんどの時間は正気です。

ところが、人の中に「狂気」の自分がいます。
この自分は、正気の枠組みでは出ることはできません。
出せないことはないですが、周りの人に受け入れられずに、疎外感・孤独感を味わうことになります。

そのため、「狂気が出てきやすい場」というのが重要になります。
例えば、先ほど例に出した「大きな声」で言うと、電車の中で大きな声を出せば問題が起きます。
しかし、野球場などの競技場、あるいは野外コンサート会場の場合、大きな声を張り上げても、何も問題にはなりません。
人にはこうした「狂気」を出す場が必要なのです。

実は世界中に、この「狂気」を出す共通したイベントがあります。
それがお祭りです。

例えば、スペインの牛追い祭りは、死亡事故さえあるほどの狂気じみたイベントです。
長野県諏訪地方では御柱祭と言って、人の乗った大木を急斜面に落とす行事があります。
詳しくは知りませんが、間違いなく怪我人は出ているでしょう。
他に日本各地、世界各地に「正気」という枠組で見たら狂気じみたお祭りが伝統行事として行われています。

霊長類は集団を形成して生きています。
人の集団はとても大きく、日本国という集団で考えると1億の人がいます。
そしてこの1億の人が支障なく生きていくには秩序が必要になります。
それが道徳なのですが、これは正気の世界です。

人には「野生」の力があるので、この秩序の中で生きていくと様々な不満が溜まります。
そのエネルギーを出す場が狂気の場です。

狂気の場は、交感神経が振り切れるほど活性化します。
多くの場合、大声も出せば体を激しく動かします。
そのため、日常の不満のエネルギーの開放になることはもちろん、アドレナリンがどんどん出てきて交感神経が活性化するため、ストレスへの抵抗力が高まります。

また、交感神経が活性化すると、その反動で狂気の後は交感神経が静まり、副交感神経が活性化します。
そのため、ぐっすり眠れたり癒されたりします。

今年はラグビーのワールドカップがあり、来年にはオリンピック・パラリンピックがあります。
これらを熱狂的に応援するというのは、狂気の世界に一歩踏み込むことになります。

一方、これらは時期的なイベントになりますので、自分の生活の中で定期的に狂気の状態になれる場を自分自身で作っていくことも大切です。

狂気の状態の定義は難しいですが…

  • いつもより大きな声を出す
  • 激しく体を動かす
  • 気持ちが高ぶる

これら3つのことが当てはまると、狂気の状態になれるのではないでしょうか。

「最近、狂気になってないな~」という方は、カラオケ・ライブ・クラブ・スポーツ・武道・○○観戦など、やれることは色々とあります。
何となくしっくりくるものからで良いので、トライしてみてはいかがでしょうか。


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